雑草対策

雑草対策にはグランドカバーできる植物がお勧め!!雑草対策に最適な植物とは?!

皆さんは、どのように雑草対策を行っていますか?地表の雑草対策に頭を悩ませている方に、現在とても人気なのが雑草対策できる植物栽培です。ここでは、雑草対策を植物で行う魅力と人気の雑草対策植物についてお届けします。是非、雑草対策の参考にして下さいね。

雑草対策「グランドカバー」とは?

グランドカバー

雑草対策におすすめの芝桜

グランドカバーとは、地面=グランド・覆う=カバーの言葉が組み合わさった言葉です。日頃の植物のお手入れが苦手な方でも、芝生の代用品として活用する事ができる優れものです。グランドカバーは、基本的に踏まれてしまったとしても、特に問題無く元気に成長する植物が多く、その成長が早い所も特徴です。なので、芝生の代わりに地表に敷き込んでおくと、半年で瞬く間に増殖して広がります。その名の通り、グランドカバーは地面を覆う植物になるので、ほふく性のある植物、地面を覆う背丈の低い植物、これらを総称してグランドカバーと言われています。

雑草とグランドカバーの違い

グランドカバーは、見た目は雑草に似ていますが、性質は雑草とは全く異なります。地面を這う・覆うように根付くグランドカバーは、地表をこんもりカバーして隠します。その性質には、花を咲かせたり、カラーリーフを楽しんだり、園芸品種となっています。一方、雑草は、雑草が増殖して茂る事で庭のイメージを壊し、意味も無く花を咲かせて増殖していきます。また、虫が大量発生するなど、植物に害のある害虫を招く事にも繫がっています。

雑草対策のグランドカバーのメリットとは?

鑑賞目的や景観対策になる
グランドカバーは、大きな面積にグランドカバーのある可愛い植物や美しい植物を植栽する事で、とても見応えのある景観になります。ガーデニングにも最適で、通常、植物栽培では雑草が生えてくるので地表の荒れが目立ってきますが、グランドカバーする事によって、地表の荒れを抑えて景観を綺麗に美しくする事にも役立っています。
雑草の予防対策になる

雑草対策には、地表を綺麗に覆ってくれる背の低いグランドカバープランツは効果的です。雑草が成長してしまう原因には、地中に生えている雑草の種が発芽したり、飛来した雑草の種子が発芽したりする事によって、増殖が進んでいきます。そこで、グランドカバーを行う事で、雑草の増殖を抑制する事ができます。雑草対策を活用するシーンには、庭、遊休地、公園など、様々なシーンで活躍できます。特に、土地管理を始めたばかりの地表は雑草の成長が早いので、雑草対策のグランドカバーはとても効果的です。

颯爽対策に最適のクリーピングタイム
庭木や庭石の根締めになる
グランドカバーは、街路樹や公園の樹木や庭石の下に施す事ができ、これは、下草として古くから用いられる用途になります。グランドカバーがある事で、殺風景な景観にも趣のある風景を演出する事ができます。他にも、植物の根の周りへ踏み入れない為の対策にも役立つので、植物の踏み固めを回避し、元気で健康な植物成長にも繋がります。
法面の崩壊防止や土壌固めになる
グランドカバーがある事で、グランドカバーとして栽培している植物の茎葉が法面の表面を守り、地中にグランドカバーの根が張るので、土壌を固める効果や、ぬかるみ緩和にも一役買っています。また、地表がカバーされているので、泥はねなども防止してくれます。
埃や乾燥地の予防になる
乾季の時期や黄砂が多い時期などには、洗濯物が砂だらけになったり、目を開ける事が辛かったりした経験をした事もありますよね。グランドカバーは、そう言った飛砂や埃を植物の茎葉で防止する事ができます。なので、グランドカバーにしておくだけで、景観を整えながら、快適に過ごせる環境も整える事ができます。
ヒートアイランド対策
グランドカバーは、現代のヒートアイランド対策へも効果を発揮します。緑地と言うのは植物が蒸散するので、この蒸散の働きによって熱くなった地表を冷やしてくれます。特に、気温の高い日中に働きが活発に行われます。このように、熱で温まっていく大気の加熱を抑える事に貢献してくれます。
CO2削減に役立っている
グランドカバーは、光合成の働きで大気中に存在しているCO2を吸収します。なので、グランドカバーがあるだけで、一時的に大気中のCO2を削減する事ができます。雑草を防止しながら、環境問題へも良い効果をもたらしてくれます。
心理的に良い効果をもたらしてくれる
グランドカバーで雑草対策

グランドカバーには、心理的効果にも良い影響があります。美しく広がる緑の景色と言うのは、私達の心と体を同時に癒してくれ、心地良い気持ちにさせてくれます。植物の香り、感触、見た目、それらはどれをとっても大切な要素ですよね。落ち着き感、安心感、リラックス、爽やかさ、新鮮さ、色々な印象を私達に与えてくれます。


雑草対策に人気の「ヒメイワダレソウ」とは?

ヒメイワダレソウ

雑草対策に人気のヒメイワダレソウ

ヒメイワダレソウとは、南米原産の植物で、地面を這うよう茎が伸びて広がっており、植物の各節から根を出して密に地面を覆い、まるで緑のカーペットが敷かれているような外観をしています。なので、グランドカバーとしても最適で、雑草を抑制する効果もあり人気があります。花期が長い植物で、ヒメイワダレソウの花色は、白かピンク色が主となっています。3~4㎜の小花が集まり、1.5㎝程度の可愛らしい球状の花を咲かせ、鑑賞目的としても人気があります。また、繁殖力も強いので雑草が少々生えても、そこまで目立つ事がありません。石垣、敷石の間、花壇の縁、コンテナの寄せ植えなど、様々な場所で活躍できる使い勝手の良い植物で、多少の踏み付けにも耐える強さを持っています。

ヒメイワダレソウの特徴

ヒメイワダレソウには、改良品種されたリッピアとクラピアがあります。どちらもヒメイワダレソウの特性が活かされた品種で、今まで以上に使い勝手が良く改良されています。元来のヒメイワダレソウは、周囲に種子を飛ばして生育範囲の勢力が大きく発揮する事が特性でしたが、リッピアとクラピアは種子ができない品種になっています。なので、春の季節にはヒメイワダレソウならではの白やピンクの可愛らしい花を楽しむ事ができ、そのままにしておいても予想以上に増える事もありません。

ヒメイワダレソウの栽培ポイント

栽培環境・日当たり
ヒメイワダレソウの栽培では、強い日差しや高温に強いので、比較的どんな場所でも栽培可能です。コンクリート上でも茎を伸ばして茂ります。しかし、日陰や湿地では生育が悪く、花も咲きにくい性質があります。気温の低い冬場は常緑性ですが、マイナス2℃~3℃位までで、マイナス5℃以下になると地上部は枯れます。ですが、土に埋まったり落ち葉に覆われたりして越冬し、春になると再び芽吹きます。
水やりや庭植え
水やりや庭植えに関しては、殆ど行う必要がありません。肥料の役目としてグランドカバーにヒメイワダレソウを植えた場合、やせた土地では地面に張り付くように成長し、花も良く咲きます。一方、肥沃な土地では茎が立ち上がり、葉は茂りますが花が少なくなります。やせた土地でも育つ植物なので、害虫は殆どありません。
ヒメイワダレソウの増やし方
多年草のヒメイワダレソウの株分けは簡単です。真冬を除いては、一年中増殖させる事ができます。挿し芽についても、真冬以外は大体一年中簡単にできます。

雑草対策のグランドカバーの大きな魅力とは?

グランドカバーは、季節の花や植物とは異なり、植物としての手入れの手間がかからず、管理するのも楽でお勧めです。また、折角の庭も土が剥き出し状態になっていたり、雑草が生えていたりすると、外観も良くありませんよね。そこで、人気のグランドカバーの植物を植栽する事で、景観の見栄えもグッと良くなります。
グランドカバーの植物と言うのは、基本的に強健なタイプなので耐踏性や耐陰性があります。なので、悪条件の場所であっても、問題無く植物を育てる事が可能です。グランドカバーの中には、雑草を駆逐する強い性質を持つ植物もあり、グランドカバーを植栽するだけで雑草が生えにくくなるのが最大の魅力です。